あせも(汗疹)について

今年も6月に入りじめじめとした暑さを感じる日が増え、汗をかくことも増えてきたのではないと思います。毎年この季節になると、汗疹等の皮膚トラブルに悩まされている方もいるのではないでしょうか。そこで、汗疹の原因や予防対策等についてご説明したいと思います。

1.汗疹の種類
汗疹は症状の違いにより下記の3種類に分類することができます。

①小さな水ぶくれができる → 水晶様汗疹
 水晶様汗疹は、痒みがおこらないことから気がつかないことも多く、また、特に治療せずとも症状が治まることも多いです。

②赤いブツブツ(丘疹)ができ、痒み、軽い痛みがある → 紅色汗疹
 普段「汗疹」と呼ばれるものがこの紅色汗疹です。

③皮膚が部分的に盛り上がり、その部分が汗をかけなくなる → 深在性汗疹
 日本ではあまりみられない症状ですが、高温多湿の環境で長時間作業をする人に見られることがあります。

2.原因
汗疹の原因は、いずれの種類も汗をだす汗腺がつまって、汗が皮膚にたまってしまうことで起こります。皮膚にたまってしまった汗は周りの組織に漏れ出し、水ぶくれや痒み等の症状をおこします。汗疹のできやすい部位としては汗腺が多い額や首、汗が乾きにくい膝の裏側などが挙げられます。その他に湿布や絆創膏を貼っている部分も汗腺がつまりやすくなるため、汗疹ができやすくなります。
また、子供は小さい体でも汗腺の数は大人とほぼ同じであり、大人と比べて汗腺が密集しているため、大人より汗疹ができやすい体質といえます。

3.対策
汗疹の予防対策としては、とにかく汗をかいたらそのままにしておかないことが重要です。汗をかいたらこまめに拭き取り、アカや汚れによっても汗腺がつまってしまうため、常に肌を清潔に保つように心がけることが必要です。通気性の高い肌着を着ることも効果的です。 
また、近年では節電のためにエアコンを使用しないで過ごす人も増えていますが、たくさんの汗をそのままにしておくと、汗疹の原因となるだけでなく、熱中症の原因にもなってしまいます。たくさん汗をかくようであればエアコン等を使用して、室温・湿度を調整することも重要です。

適切な対策を行えば症状が治まることが多い汗疹ですが、肌を清潔にしない、掻きむしるなどの行為によって症状を悪化させてしまう可能性があります。痒みが強い時や、炎症が治まらないような場合は、病院で診察を受けたほうがよいでしょう。

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